海外ドラマThe Big Bang Theoryを使って日常会話の勉強をしています。自分の勉強も兼ねて、気になる用語や表現について解説をしていきます。
今回はシーズン3のエピソード17の冒頭部分です。レナード、シェルドン、ハワードとラージが階段を上ています。なぜかレナードだけが大きな段ボールを運んでいます。
Leonard: Why do I always have to carry the heavy stuff?
レナード:なんでいつも僕が重いものを運ばなきゃいけないんだ?
Stuffは、ざっくりと「物」と言いたいときに使う言葉です。Heavy stuffであれば、「重い物」という意味です。頻出ですが、カジュアルな英語であるので、使う場面は少し気を付ける必要があります。
Sheldon: Well, it’s very simple. In our ragtag band of scientists with nothing to lose, I’m the smart one, Wolowitz is the funny one, and Koothrappali is the lovable foreigner who struggles to understand our ways and fails. That leaves you, by default, as the muscle.
シェルドン:まあ、とても簡単なことだよ。失うものが何もない科学者のゴロツキ集団の中で、僕は賢い担当で、ウォロウィッツは面白い担当、そしてクースラパリは僕らのやり方を理解しようと奮闘して失敗する愛すべき外国人だ。つまり、君はデフォルトで筋肉(の担当)ということになる。
– Ragtag:寄せ集めの、ぼろの
Leonard: One more floor, and I’d be the pulled muscle.
レナード:あと1階あれば、僕は肉離れを起こしてしまうよ。
-Pulled muscle:肉離れ
Penny: Oh, it’s about time, I’m starving.
ペニー: ああ、そろそろ時間ね、お腹空いたわ。
– Be starving: お腹が空いた
Leonard: Uh, well, we didn’t actually get Chinese food.
レナード:ええと、実は中華料理を買ってないんだ。
Penny: Why not?
ペニー:なんで?
Leonard: Don’t panic, this is better.
レナード:あわてないで、こっちの方がいいよ。
Penny: Oh, no, you didn’t trade the food for magic beans, did you?
ペニー: まさか、魔法の豆と食べ物を交換したんじゃないよね?
Sheldon: Of course not. And, technically, magic beans would be food, although eating them would be quite a waste, since you could plant them and overnight have a giant beanstalk, which would provide enough roughage for a small city.
シェルドン: もちろん違うよ。それに厳密に言えば、魔法の豆も食べ物だよ。それを食べることは無駄遣いになるけどね。魔法の豆を植えれば、一晩で巨大な豆の木ができ、小さな街一個分の粗飼料が手に入るんだから。
– Overnight:一晩で、(副詞であり、この位置に置かれているようです)
– Plant:植える
– Stalk:茎
– Roughage:粗質食料、粗飼料
Penny: Yeah, sometimes I don’t listen, sometimes I just watch your jaw go up and down.
ペニー:そう。ときどき話を聞かずに、ただあなたの顎が上がったり下がったりするのを見てるの。
Leonard: We were on our way to the Chinese restaurant when we thought we saw Adam West, so we followed him.
レナード: チャイニーズ・レストランに行く途中、アダム・ウェストを見かけた気がして、後をつけたんだ。
Penny: Who’s Adam West?
ペニー: アダム・ウェストって誰?
-Adam West:映画でバットマン役を演じた俳優
Sheldon: Who’s Adam West? Leonard, what do the two of you talk about after the coitus?
シェルドン:アダム・ウェストが誰かって?レナード、性行為の後、君たち2人は何を話してるんだ?
Howard: My guess is, “Hey, four minutes! New record!” That’s why I’m the funny one.
ハワード: 僕の予想では、「やった!4分だ!新記録だ!」だと思う。だから僕は面白い担当なんだ。
Leonard: Anyway, we followed the guy to this garage sale, and they had the coolest stuff.
レナード:とにかく、彼について行ってガレージセールに行ったんだ。そこに最高の物があったんだよ。
Howard: They were closing up. We got this whole box for sixty bucks.
ハワード:彼らは閉店するところだったんだ。箱ごと60ドルで買ったんだ。
– Bucks:ドル
Leonard: We didn’t even get to go through it all. There could be anything in here.
レナード:全部見ることもできなかった。この中には何が入ってるんだろう。
– Get to do:~することができる。~する機会がある
– Go through:(たくさんの意味がありますが、ここでは)精査する、くまなく調べる
Penny: There a new girlfriend in there? ‘Cause you might need one.
ペニー: 新しいガールフレンドはいる?必要になるかもしれないでしょう?
Leonard: No. But there is an original final draft Ghostbusters script with actual slime stains! Oh, you’re right, it’s Ghostbusters 2. Never mind.
レナード:いや、でも実際の汚れのついたゴーストバスターズの最終稿の台本があるよ!(ラージがレナードに何かささやきます)あ、そうだ、ゴーストバスターズ2だね。(この本は)気にしないで。
Howard: Oh, my God. An Alf doll. When I was 11 my mother got me one to help me sleep after my dad left. I used to pretend that my dad had moved to the planet Melmac, and Alf was going to bring him back to me. But he never did. Where’s my daddy, puppet? Where is he?
ハワード: なんてことだ。アルフ人形だ。僕が11歳のとき、父さんが出て行った後、僕が寝られるようにママが買ってくれたんだ。僕は、父さんがメルマック星に引っ越して、アルフが父さんを僕のところに連れてきてくれることを空想したよ。でも父さんは決してそうしなかった。父さんはどこ?どこにいるの?
– Get someone something:人に物を与える
Penny: That is so sad.
ペニー:悲しいわね。
Sheldon: No, what’s sad is that you don’t know Adam West was TV’s Batman.
シェルドン:いや、悲しいのは、アダム・ウェストがテレビのバットマンだったことを知らないことだよ。
Leonard: Here’s Spock’s head with no body. Here’s Mr. T’s body with no head. Oh, yeah, here’s Spock’s body with Mr. T’s head. I pity the fool who’s illogical.
レナード:これがスポックの胴体のない頭だ。これがMr.Tの頭のない体だ。そうそう、これがミスターTの頭が付いたスポックの体だ。(スポックのマネをして)非論理的なバカは哀れだ。
-Pity:気の毒に思う、哀れに思う、
Penny: Okay, I’m just gonna go home and make a grilled cheese and window-shop on eHarmony.
ペニー: じゃあ、帰ってグリルドチーズ作って、eHarmonyでウィンドウショッピングするね。
-eHarmony:出会い系サイトの名称。ここで観客の笑いが起きていますが、ペニーが出会い系サイトでウィンドウショッピングをするといっている点が笑える点となっています。
Leonard: Okay, bye.
レナード:わかった、じゃあね。
Penny: Okay.
ペニー: わかった。
Leonard: Ooh, look, an Indiana Jones connect-the-dots.
レナード:ほら、インディ・ジョーンズのコネクト・ザ・ドッツだ。
Raj: And an Aquaman action figure.
ラージ: あと、アクアマンのアクションフィギュアも。
Howard: Looks like someone drew a penis on him.
ハワード: 誰かがペニスを描いたみたいだ。
Raj: Huh? That’ll come off.
ラージ:え?剥がれるぞ。
-Come off: 剥がれる
Howard: You see what you’re doing? Stop that.
ハワード: 何してるか分かってる?やめろよ。
Sheldon: Fascinating.
シェルドン:これは魅力的だ。
Leonard: What?
レナード:何が?
Sheldon: It appears to be a Lord of the Rings ring.
シェルドン:ロード・オブ・ザ・リングの指輪のようだ。
– It appears to be:~のようだ
Leonard: Oh.
レナード:ああ。
Raj: It’s even got the Elvish engraving on it.
ラージ:エルフ語の刻印まである。
-Engraving:彫刻
Sheldon: It’s not Elvish. It’s the language of Mordor written in Elvish script. One Ring to rule them all.
シェルドン:エルフ語じゃない。モルドールの言葉がエルフ文字で書かれているんだ。一つの指輪がすべてを支配する。
Raj: One Ring to find them.
ラージ:彼らを見つけるための指輪。
Howard: One Ring to bring them all.
ハワード: 全てをとらえる指輪。
Leonard: And in the darkness bind them.
レナード:そして闇がそれらを縛る。
Raj: Holy crap, are we nerdy.
ラージ:なんてこった、俺たちオタクだな。